さて、本号では「盛大な人生」、五章「大事徹底」の6図以降について学ば
せていただきます。
第6図「帰牛帰家」
牛の背中に乗って、のんびりと笛を吹き、楽しみながら家に帰っている図。
あえて努力しなくても、あえて注意しなくても、自然に人としての幸せを味
わえるようになっている様子です。
★そういえば、天風道に出会ったころは、「言葉の誦句」にあるように一々、
自らが発する言葉に注意する必要がありました。でも最近では、あまり意識し
なくても、よくなりました(^_^)
「言葉も誦句」
私は今後かりそめにも、我が舌に悪を語らせまい。
否 一々我が言葉に注意しよう。
同時に今後私は 最早自分の境遇や仕事を、消極的の
言語や 悲観的の言語で、批判するような言葉は使うまい。
終始 楽観と歓喜と、輝く希望と、溌剌(はつらつ)たる
勇気と平和に満ちた言葉でのみ活きよう。
そして宇宙霊の有する無限の力を我が生命に受け入れて、
その無限の力で自分の人生を建設しよう。
黒の誦句集より抜粋
それから、明恵上人が檀家の人に説かれた「安心立命」ためのお話がなかな
かいいので、ご紹介させていただきます。
(288ページ)
「安心立命の大義というのは難しいこでではござらん。ただ一言ですむ。よう
く聞きめされや。安心立命の大儀はのう、らしくしなされ、らしく生きなされ、
これだけじゃ」
私も、天風哲学を学ぶものとして、天風哲学実践者らしくすることを改めて自
分に誓ったのでありました。
チャンチャン(^_^)
第7図「忘牛存人」
牛がいなくなって、人のみがいる図。
牛(自我の本質)と人が一体になっている様子。あるがままで、真理に沿っ
て幸せに生きている様子。
★この第7図の解説の最後の方に、一寸簡単でない、表現がでています。
(299ページ)
「気がついてごらん。自分を空(くう)の方面から見てごらん。天地ことごと
く自己ならぬがなしとなる。それが物我一如(ぶつがいちにょ)、一列一体の
心境。
だから私は、あなた方を見ても、みんな自分だと思っているんだ。あなた方
はそっちから見て、私は私、天風さんは天風さんーこうだもん。牛を忘れて人
だけがいる。その気持ちにならなきゃ駄目だぜ。
よく考えなさい。あなた方と私、男と男、女と男と言っても、同じ心だった
ら一つのものだ。違う?心身統一の教えはそこにあるんです」
フーーーーーーーー、深いですねえ。
自他同一ということなんでしょうが・・・といっている内に、次のようなこ
とが思い浮かびました。
「喜んでいる人を見るのが楽しい」
「人間とは人の間」
「自分が思っていることを相手も思っている。作用反作用の法則」
フーーー。
第7図あたりで、上り坂が急になってきました。そこで、ここはひとまず、
無理はせず、残りは次回の楽しみとさせていただきます。
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盛大な人生[中村天風述]
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発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
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