さて、いよいよ第8図以降に入らせていただきます。実はこの8図以降、正
直、なかなか筆が進みませんでした。きっと今の私にはハードルが高いんです
ね。
敬愛する米津千之先生が暮れに「哲人哲語」の32ページから始まる「和」
の章を取り上げられ「分かった人が読めば分かるんだが、わかってない人が読
むと難しい」とおっしゃった言葉が思い浮かんだりしていました。
そこで正月の2日、「哲人哲語」を読み直してみました。
ウーム。「哲人哲語」より、8図以降の方が私には難しく感じました。
まあ、それでも「安定打座考抄」よりは分かり易いんですけどね。
米津千之先生にご質問してみようかとも思いましたが、どう質問していいの
か分からないんですよね。分からないとことが分からないは、こういうことな
んだよねと思いました。ダハハ(^_^;)
分かるまで、別のテーマに取り組み、ひとまず置いておこうかととも思いな
がら、年が明けて米津千之先生のお宅にお伺いする日になりました。
途中、電車の中で、もう一度読み直しました。
すると、「あれ?もしかしたら、お伝えできるかも!?」と思っている自分
がいました。
米津先生宅にお伺いする喜びがそうさせたのかも?
そして、米津先生宅にお集まりの皆様に、そんなことをお話していました。
今書き始めるに当たって私:
もしもし?
お伝えできるかも!?と思っただけで、そんなこと言うかなあ・・・・?
影の声:まあ、やるだけやったら?
影の声に励まされて、スタートさせていただきます。
第8図「人牛倶忘」
○(円)のみが書かれている図
迷いもなければ、悟りもない。ただ、あるがままという様子。
★この図の解説で、分からなかったのは次の言葉なんです。
「迷いがなければ悟りがないんだよ。さっき言ったね、悪があるから善がある
んだ。善があるから悪がある。そうだろ。迷いがないと悟れないんだ。迷いが
あるから悟りってやつがあるんだ」
迷っている自分、悪を思う自分があってこそ、あったからこそ、悟りの自分、
善の自分があるということなのかもしれません。
「人生の経験に無駄なことは一つもない」「人生に起きることは必要必然」な
どという言葉を思い起こしました。
第9図「返本還源」
梅の花がのどかに咲いている図。
それぞれの本分のままに生きている様子。
★次の言葉はとても味わい深く心に響きました。
「心身統一法でいうとね、修養の中途においての方便として、執着、煩悶、あ
るいは病難とか運命難を人にありえぬもの、あらしめべざるものと否定します
ね。いや、否定するべく、積極性を養成させてる。そうだろう。しかしさらに
本当に心が積極的になっちまうと、もうそれを否定する必要はないんだよ。
否定するもしないもないんです。心が絶対になっちゃっている。そうだろう」
これって、心が絶対積極になっちゃっている様子なんですねえ。
なるほど!絶対積極を心がけている私には中々分からなかった訳です。
分からなかった理由が分かりました。やった~~~(←ここ喜ぶ所?)
第10図「入店垂手」
布袋さんが袋をさげて、伴人を連れて立っている図。
人の世のために、いつもニコニコと、笑いながら生きている様子。
★師は次のように第10図を説かれています。
「心身統一法でいうと霊性生活の実行、言いかえると、常に誠と愛でひたすら
に、人の世のためになることを言ったり、行って、実際に人生を生きている人
の姿だと、こう言っていい。終始一貫、人間としての正しい境涯を生きる人の
ことを布袋さと言うんだと思えばいい。あなた方だよ、早い話が」
フーム。そうか私達かあと早合点(^_^)・・・・・できるわけもなし(^_^;)
フト、第10図は天風会宣言と思えばいいのかもしれないと思い至りました。
天風会宣言
天風会の目的は、いつも愛と誠の心を持って活き
お互いに思いやりの気持ちで助け合う
兄弟姉妹の数を殖やし、それによって世界の真の平和を
確立することである。
書かせていただいてやっぱり、8図以降はなかなかのものだなあと実感。
「もっとしっかり励めよ」という師の言葉が聞こえてきそうです。
ありがとうございます!
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