研心抄[中村天風哲人著]第5回 第2章 心に関する重要な理解と消息 第2節 意志の力の発現に関して
研心抄―中村天風哲人著 天風会発行 2800円(税込)
を取り上げて心に残ったことを書かせていただいております。
皆さまもお手元に研心抄―中村天風哲人著を置いて、お読み
くださいね。そして、私の書いたことについて、それはこう考
えた方がもっといい。その考えを広げるとこうなるなど、色々
なご意見をいただけるととても嬉しく思います。
第5回
第2章 心に関する重要な理解と消息
第2節 意志の力の発現に関して
1.意志の発現のためには
意志を発現するための合理的手段は「常に心を積極的に保持し精神
統一して使用する」ことである。
ただし、その達成を急いではならない。一歩一歩堅実に進むように
入念に修練することである。
2.心を客観視することを習慣付ける
自分の心に生じるものをことごとく、真我の道具である心が感じて
いるという風に客観的に捉えるように習慣付けるのである。
例えば、空腹に感じたとき、
「私が空腹だ」と思うのではなく、「心が空腹だと感じている」と客
観視するのである。
この意識観念が確立されれば、心と肉体と真我を混同しないように
なり得るので、自己統御がすこぶる容易になる。
3.心を鎮める鎮心行を行う
心を客観視するための手っ取り早い方法は、瞑目一番心を鎮める鎮
心行を行うことである。
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
(コメント)
自分の心を常に客観視することが、自己統御のためには大切なので
すね。
なるほど、常に自分の心を客観視すれば、何か事があり「怒り」が
出たときにも「あ、本能心が怒っている」と客観視すれば、「こんな
ところで怒ってもつまらない」とか「要は問題をどう解決するかだ」
などと考えが進展し、少なくとも「怒り」の爆発は未然に防げそうで
す。
心の客観視のための近道は、「鎮心行」。
安定打座の日々実践が大事ということですね。
☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
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発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
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