天風哲学のすすめ・哲人中村天風師の教えとは: 真理のひびき―中村天風哲人箴言２０慌てない人になるには平素の言動を出来るだけ落ちついて行なう

真理のひびき―中村天風哲人箴言２０慌てない人になるには平素の言動を出来るだけ落ちついて行なう

を取り上げて心に残ったことを書かせていただいております。
　皆さまもお手元に「真理のひびき―天風哲人箴言註釈」を置いて、
お読みくださいね。そして、私の書いたことについて、それはこう
考えた方がもっといい。その考えを広げるとこうなるなど、色々な
ご意見をいただけるととても嬉しく思います。

真理のひびき
（箴言２０）
どんな場合にも慌てない人になるには
平素の言動を　出来るだけ　落ちついて行なうよう
心がけるべきである

　慌ててはいけない。間違いは大体、慌てたときに起こる。だから、平素の言
動を出来るだけ落ち着いて行なうように心がけるべきである。

　それは当然と言えば、当然です。慌てない人になる方がいいのは誰でも分か
ります。でも分かったからできるかというと、そうは簡単にいかないんんです
よね。普通。

　その点、天風師のありがたいのは、それをどうすればできるかという方法論
まで掘り下げて教えていただいていることです。

本文に「人間というものは習慣が第二の天性をなすものであるから、平素の生
活行動が落ち着きのない状態で営まれていると、それが知らず知らずの間に習
慣化して、日常の人事世事に対しても、どうしても軽挙妄動（けいきょもうど
う）で対処することになる」とあります。

　日常落ち着きがない状態で生活していると、何かあったとき、慌ててしまう
よということです。

　では、慌てない人になるためにはどのように、すれば良いのでしょう？

　師は「精神統一、精神の安定化」を行なえば良い。だから、日常行法をしっ
かりやりなさいとおっしゃっています。

　ここで、ふと疑問に思いました。あれ？安定打座密法はそのための行法だけ
ど、その他にはあったかな？と。

　そこで、やおら山田務名先生の新著
「中村天風の教え「心身統一法」天風道８０年」を開いてみましたら、
７６ページに次のように書いてありました。

心身の安定と統一

１．凝視残像法（無我一念法）
２．安定打座法（無我無念法、神人冥合）
３．真理瞑想行（生命真理の悟り）

　１．の無我一念法は、山田務名先生が、学生の頃、天風先生から直接教えて
いただき、成績が急上昇した行法なのだそうです。

　この方法を私は山田務名先生から始めて教えていただきまし・・・・・たと
書こうとして、マテヨ？と思って「安定打座考抄」を開くと、書いてありまし
た。

無我一念法のことが。

　そして「無邪気に淡々として何者をも、求めるなく、時にふれ、折にふれて
只、一念法と打座法とを実行すればそれでよろしい」とあります。

　おっと、安定打座だけでなく、無我一念法も日々実践しなさいとあるではな
いですか。

　私も早速、日常行法に無我一念法を取り入れることを決めました。

　また、学びを一ついただきました。ありがとうございます(^_^)

★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本、に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。

　☆☆☆ありがとうございます☆☆☆

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