叡智のひびきー中村天風哲人 箴言1:天風教義の積極心とは
叡智のひびき―天風哲人箴言註釈 講談社 1800円(税別)
を取り上げて心に残ったことを書かせていただきます。
皆さまもお手元に叡智のひびき―天風哲人箴言註釈を置いて、メルマガをお読
みください。そして、私の書いたことについて、それはこう考えた方がもっと
いい。その考えを広げるとこうなるなど、色々なご意見をいただけるととても
嬉しく思います。
箴言1
天風教義の積極心とは
【ポイント】
(1)天風哲学でいう積極とは、いつも心を平安の状態に保つことです。
(2)そのためには、いつも自分の心を人生の明るい方面にだけ向ける努力を
することです。
(3)人に対して、常に寛容であることも積極心を保持するために大切です。
【直結する行法】
積極精神養成法
・内省検討
・暗示の分析
・対人精神態度
・取り越し苦労厳禁
・正義の実行
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
(コメント)
積極というと、一般的には、消極でなく、とにかく強気、前向きで行くこと
という風に捉えられています。私も天風師に出会った後も数年そう思っていた
記憶があります。
しかし天風哲学の積極はちがうのですヨ!
目の前の事象にいつも勝っていれればいいけれど、いろいろなことがあるこ
の世の中、勝ち得ない状況も当然ありうる。
そうしたときに、積極をそのように捉えていると一気に意気消沈してしまうこ
とになると天風師はおっしゃいます。
そのような状態は「消極に比較して積極である」として相対積極と名付けられ
ます。
天風哲学のいう積極(絶対積極)というのは、どのような状態でも、例え病
があっても、例え運命が厳しい状況であっても、心が平安な状態をいうのです。
天風師は「晴れてよし、曇りてよし富士の山」という言葉がお好きでしたが、
天風哲学の積極ということは、この言葉のように活きるということなのです。
真人生の探求の積極の章で「先ず第一に必要な心得は、いつも自分の心を人
生の明るい方面にだけ向ける努力をすることである」「たとえ、その事の結果
が悪くなることが分かっていたとしても心は絶対に明るく保持することに努力
する」とあります。
ここで、「努力」という言葉を使われていることに注目しましょう。自然に
そうなるんじゃないよ。感情のままにしていてそうなるんじゃないんだよ。
意識して、努力してそうするんだよということなんです。
思考は現実化するんだから、自分の未来を努力して明るくして行けよという
ことなんですよね。
そうかあ! と書きながら納得!
そしてそれを現実化するための方法として、「積極観念養成法」の次の5つ
の行法を挙げていただいています。
・内省検討
・暗示の分析
・対人精神態度
・取り越し苦労厳禁
・正義の実行
人に寛容であれとおっしゃることに関しては、「自分がそういう状況であっ
たときのことを思い出してみろよ。当然寛容にならざるを得ないだろ?」という
師の言葉も聞こえてきそうです。
こう書きながら、あれ?そうだったよねて、一杯学び直させていただいたよ
うな気がいたします。
分かっているつもりで忘れているんですね(^_^;;;)
エヘ(^_^;)
天風師の教えは日常行法。
箴言を日常行法として取り入れて、積極、努力していきます!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます!!!!
☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
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天風哲学のすすめ・哲人中村天風師の教えとは
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