真理のひびき―中村天風哲人 箴言9
真理のひびき―天風哲人箴言註釈 講談社 1800円(税別)
を取り上げて心に残ったことを書かせていただいております。
皆さまもお手元に「真理のひびき―天風哲人箴言註釈」を置いて、
お読みくださいね。そして、私の書いたことについて、それはこう
考えた方がもっといい。その考えを広げるとこうなるなど、色々な
ご意見をいただけるととても嬉しく思います。
箴言9
安定打座法は正当なる思慮と断定とを生み出す絶対的密法であるか
ら其心して践行に努力すべし
【ポイント】
(1)夏季修練会で習得する安定打座法は、正当な思慮と断定を生
み出す最高密法です。
(2)安定打座法は別名天風式座禅法ともいい、、雑念・妄念を払
い、無念・無想(三昧境)に簡単になれる方法です。
(3)この方法を学んだ人は、最初、大いに感激して、実践します。
しかし時が経つにつれ、なまけはじめる人もいます。あまりにも簡
単に習得したため、そのありがたさを忘れてしまうのでしょう。
(4)いくら素晴らしい行法でも、知っているだけでは何にもなり
ません。実践あるのみです。心して実践しましょう。
【直結する行法】
安定打座法
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
(コメント)
「雑念・妄念を取り払い、無念・無想になる」そのための方法と
して有名なのは、座禅です。
でもその、座禅で無念・無想となるのには、相当な修行が必要と
されています。
天風師は、インドの山奥で、難行・苦行の修行をされ、その心境
に到達されました。
日本に帰国され、行法を組み立てて行かれる過程で、「難行・苦
行をしなければ、無念・無想になれないというはずはない」との
思いから、様々な工夫をされ、簡単に無念・無想になれる、安定
打座法を考案されました。
禅家の名僧で生き仏とまで言われた、鶴見総持寺の館長石川素童師
(1841年~1924年)の安定打座法についての興味深いお話があり
ますので、抜粋してご紹介させていただきます。
「こんなに訳なく接心のできる近道のあることもしらず、何と何
と、永い永い間、深山幽谷の中や険しい山坂を苦しい思いをして
歩いていたと同じ苦行で修行し、さてさて接心把握の至難のこと
よとつくづく座禅行の味得徹底の難しさを痛感していたものであ
った。”どの道を行くも一つの花野かな”ではあるが・・・しか
しこのたびこの優れた真理を授かりしこと、何ともいえぬ仏恩で
した」
ありがとうございます!
ありがとうございます!
ありがとうございます!
☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
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発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
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天風哲学のすすめ・哲人中村天風師の教えとは
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