叡智のひびき―天風哲人箴言註釈 講談社 1800円(税別)
を取り上げて心に残ったことを書かせていただいております。
皆さまもお手元に叡智のひびき―天風哲人箴言註釈を置いて、お
読みくださいね。そして、私の書いたことについて、それはこう考
えた方がもっといい。その考えを広げるとこうなるなど、色々なご
意見をいただけるととても嬉しく思います。
箴言2
何事を為すにも報酬を超越して
【ポイント】
(1)報酬を超越した行為は真心の行為であり、最高の善であり、
最高積極の表れです。何事も真心を込めて行いましょう。
(2)報酬をもらえるからと期待して行なう行為では、その報酬に
「失望」するという現象もありえます。するとどうしても行為にむ
らがでるものです。
(3)どんなことでも、例えばお茶を入れること一つとっても真心
で行なわれる行為は美しく、人の心を打つものです。
【直結する行法】
真心の発現に最も効果的な行法は・・・
観念要素の更改法
安定打座法 を選んでみました。
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
(コメント)
この箴言を学ばしていただき、いくつかのことを思い出しました
ので、お伝えいたします。
(1)中村天風師は上野公園での辻説法から活動を始められました。
「報酬は私の目的ではない。私はなんとしても、病で、不運命で苦
しんでいる人を助けたいのだよ。幸せな人を殖やしたい。
それがまた楽しいんだよ」そのようにおっしゃりながら、始められ
たのではないでしょうか。真心は、最高の善、最高の積極。天風師
との出会いに深く感謝いたします。ありがとうございます!
(2)天風会のお宝ともいうべき、95歳になられ、ますますお元
気な、米津千之先生がおっしゃいました。「電車に乗って見ている
と、若い人は、老人が来ると周りを見て、私が譲った方がいいかな?、
周りに若い人はいないかな?やはり私が立たなければならないかな?
と思いながら、ようやく立つ人が多い。何で間髪いれずに立たない
かなあ」と。
もちろん席を譲らないよりはいいのですが、そのようにあれこれ
考えた後の行為は、真心からのものではなく、本人自身あまりすが
すがしさを感じないのではないでしょうか。
もし、間髪入れずに席を譲っていれば、「今日はいいことをした
なあ!1日1善だあ」と、その若者は1日なんともすがすがしい気
持ちで過ごせたのではないかと思うのです。
この箴言、いいと思ったことはすかさず行なうことが大事だとい
うことでもあるのでしょうね。
(3)ある楽しく人生を説く方がおっしゃっていました。「私は、
講演費は決めていません。無料のときもあれば、1万円のときもあ
れば、10万円のときもあります」と。これもきっと、報酬を超越
した真心の行為なんですね。
(4)家を立てているレンガ職人の話。
1人目のレンガ職人に何をしているのか聞きました。
「レンガを積んでいるのです。それが私の仕事だから」
2人目のレンガ職人に何をしているのか聞きました。
「家を建てる土台を組んでいるのです。この家に住む人が幸せに住
めるよう真心を込めてレンガを積んでいます」
何事をなすにもぜひ2人目のレンガ職人のようでありたいもので
すね。
何事も真心で行なうことの価値高さを学ばしていただきました。
それでは早速真心を込めて、 いつもありがとうございます!
ご意見、ご質問などございましたらお寄せくださいね。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
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☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
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発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
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