叡智のひびき―天風哲人箴言註釈 講談社 1800円(税別)
を取り上げて心に残ったことを書かせていただいております。
皆さまもお手元に叡智のひびき―天風哲人箴言註釈を置いて、お
読みくださいね。そして、私の書いたことについて、それはこう考
えた方がもっといい。その考えを広げるとこうなるなど、色々なご
意見をいただけるととても嬉しく思います。
箴言4
「思いやり」という事を
【ポイント】
(1)思いやりが大切なことはだれでも知っていますが、人に対す
る思いやりが少なく自分のことのみに気持ちを持っていっている利
己的な人が多いのはなぜでしょう。
(2)それはわたしたちの、人間に対する理解が十分でないからで
はないでしょうか。人間は人の間と書いて人間と読みます。この言
葉の意味するところは、人と人の間の関連で生きているわたしたち
は、本来的には自分も他人も同じ、自他同一なのです。
(3)即ち、周りの人が幸せなら、自分も幸せ。反対も同じです。
ですから、思いやりをもつこと、相手のことを思って善いことをす
ることは相手のためでもありますが、結局自分のためなのです。
(4)さて、思いやりを持った人間になるためにはどうすればいい
のでしょう?それには「相手の立場になって考える習慣をつけて」
生きてゆけばよいのです。
【直結する行法】
それぞれ、関連していて、選ぶのが簡単ではありませんが、
基本行法として
・感謝一念
・言行の積極化
積極観念養成法の
・対人精神態度
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
(コメント)
この箴言を読むと、理系出身の私は理科で習ったニュートン力学
の作用・反作用の法則を思い出します。
作用・反作用の法則は、与えた力(作用)、とまったく同じ力が、
反作用として返ってくるというものです。
これは、人間関係についても当てはまるのではないでしょうか。
即ち、人に善きことをすれば、善きことが、善くないことをすれば、
善くないことが自分に返ってくる。
力学では、力を与えれば、直ぐに力が返ってきますが、人間関係
の場合は、直ぐのこともあれば、回りまわって、3年後、あるいは
20年後、もっと先に返ってくることもあります。
ただ、そのような法則があることは天風師はもちろん、偉人、覚
者といわれる人は必ずおっしゃっています。
「まいた通りに花が咲く」
「因果の法則」
「原因と結果」などと。
また、天国と地獄の違いを表した仏教のお話も思い出しました。
大きなお鍋を囲んでおうどんを長い箸で食べている場面です。
【天国】
おうどんを箸で取って、お鍋の反対側にいる人におうどんをさあど
うぞと食べさせてあげる。そうすると、その方は感謝して、その方
に今度はお返しでおうどんを食べさせてあげる。
★利他で人に善き事をして、自分も喜んでいる状態
【地獄】
おうどんを箸で取って、自分で食べようとする。でも箸が長くて食
べることができない。
★利己で自分のことをしようとするけれど、たべることができず苦
しんでいる状態
今日は思いやりの心で生きてゆくことが大切であること。そのた
めには「相手の気持ちになって考える」「自分が相手の立場だった
らどうだろうと考えてみる」そのような習慣をつけるとよいという
ことを気付かせていただきました。
ありがとうございます!
ご意見、ご質問などございましたらお寄せくださいね。
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編集:荒滝俊政
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