第4号 小さな幸せを一杯みつけよう
人間が幸せであるか幸せでないは、何が決めると思いますか。
それは、自分の心が決めるのです。心が幸せだと思えば幸せ。そう思わなけ
れば、幸せでない。実にシンプルです。
お金とか、地位、名声などがあれば幸せになれると思う人があるかもしれま
せん。
もちろん、それらが大切ではないという訳ではありませんが、それは付属的
なものなのです。あくまでも幸せか、幸せでないかを決めるのは自分の心なの
です。
例えば、お金があれば幸せになると思って努力する人は、100万円たまっ
たら、1000万円ほしくなって、さて1000万円たまったら、それで幸せ
かというと、さらに欲が出て、1億円ほしくなるのです。そして、どこまで行
っても幸せを感じれないのです。
実は私は天風哲学に出会う前、人間は苦労することにより成長するんだと思
っていた時代がありました。
確かに苦労するような状況は人間を成長させるのですが、それはその苦労す
るような状況の中に喜びと感謝を見つけて、奮起して始めて成長できるのです。
ですから、天風哲学では「苦労は厳禁!」なんです。どこまでも喜びと感謝
なのです。
「人間は苦労する」と思っていたんでは、どこまでも行っても苦労ですから、
本当に「ご苦労」なことで、今から考えれば大馬鹿者です。
そんな簡単なことを知らなかったなんてなんたる間抜け、逆に知り得たこと
は何たる幸福と思わざるを得ません。感謝、感謝、感謝です。
間抜けで文章を終わらないのも天風哲学のセオリーで~す(^_^)。
では、どうやって小さな幸せを一杯見つけることが良いのでしょう。
人の心に、「幸せである心」と「幸せでない心」は同時に共存しません。
ですから、小さなことでも幸せをより多く自分に感じさせることが大切なので
す。例えば、花がきれい「ああ幸せ」、天気がいい「なんて幸せ」でもいいん
です。どんどん幸せを見つけるのです。
また、人の心に限らず、物事はその状況を進化させるように世の中は動いて
います。ですから、幸せな心でいれば、幸せなことが増えてくるのです。だか
らこそ、小さな幸せを大切にする習慣作りが必要なのです。
小さな幸せというととるに足らないもののように聞こえるかもしれませんが、
そうではありません。
好きこそものの上手なれという言葉がありますが、自分が好きなこと、自分が
やっていて幸せなことは自分にとっては小さな幸せなんですが、それを楽しみに
やっている内にだれもできなかったことを成し遂げたりもするのです。
たとえば、昆虫を夢中になって追いかけた昆虫記のファーブル、小さい頃から
版画が好きで彫って、彫って版画家になった棟方志高など、自分が幸せに思える
ことを追求して素晴らしい人生を築かれ方は沢山いらっしゃいます。
10人十色、幸せに感じることは人それぞれで違います。あなた自身の小さな
幸せを見つけることが、実は大きな幸せへの小さな第一歩と言って良いのではな
いでしょうか。
(一言コメント)
私の場合の小さな幸せ他
・ビールを飲んで、ああ美味しくて幸せ。
・花がきれい、ああ幸せ。
・いい映画を見れて、ああ幸せ。
・朝元気に起きれて、ああ幸せ。
・ありがとうございますをいただけて、ああ幸せ。
・天風先生に出会えて、なんという幸せ。感謝、感激、感涙。
天風哲学では、寝ているときに、潜在意識を幸せな状況に保つ方法として、
寝際の心の持ちようが説かれています。最後にそのことについて簡単にご説明
させていただきます。
前号でも書かせていただきましたが、寝際は顕在意識と潜在意識が瞬時に入
れ替わるときですから、寝際はとにかく楽しく、幸せに思えることをイメージ
しながら寝るようにするのです。すると寝ている間中、潜在意識が幸せな状況
にあるのです。
これもシンプルですが、素晴らしい方法の一つです。
★行法の内容は、成功の実現を始めとした、次のシリーズ本に書いてありますので、そちらをご覧くださいね。
成功の実現
盛大な人生
心に成功の炎を
君に成功を贈る
中村天風 成功哲学三部作<講演CD付>
☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
----------------------------------------------------------------------
発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
〒230-0074横浜市鶴見区北寺尾七丁目11番15号
mail:[email protected] tel:045-582-0505
ホームページ:
天風哲学のすすめ・哲人中村天風師の教えとは
----------------------------------------------------------------------
コメント