1.8 仲良く愉快に活きましょう
ここでは私たちが活きている世の中、人間関係に着目しながらお話を進
めさせていただきます。
人間という言葉は人の間と書きますが、実に味わい深い言葉だと思います。
私たちは朝起きて、顔をあらい、食事をし、仕事、勉強をして、そして寝る
まで、色々な人々のお世話になっています。
例えば、食事でご飯をいたただくこと一つをとってみても次のように
「おかげさま」が一杯あります。
(1)農家のみなさんのおかげ。
(2)お米を運んでいるみなさんのおかげ。
(3)お米を販売しているみなさんのおかげ。
(4)肥料を作っているみなさんのおかげ。
(5)農業機械を作っているみなさんのおかげ。
この調子で取り上げて行くと、しりとりではありませんが、いくつでも
「おかげさま」をあげることができます。
私たちがいかに多くの人々のおかげで今活きていられるのかと考えると、本
当に人の間なんだなとつくづく思います。
「物事を積極的な方向から見なさい」
「自らの長所を伸ばしなさい」
「自分が幸せに思えることをしなさい」
天風哲学では様々なことを教えていただいていますが、人の間だからこ
そ私たちが関係する人々に対しても、同様なことをすることが大切なのです。
「積極的な方向から人を見なさい」
「人の長所を見なさい」
「人が幸せに思えることをその人の立場になって行いなさい」
人は人に認められると大変嬉しいのです。反面批判に対しては、その批判が
正しいか否かに関わらず必ず反発します。
物理学で作用反作用の法則があります。それは、力を加えるとまったく同じ
力が返ってくるというものですが、その法則は人間関係にも当てはまるようで
す。
相手に良いことをすれば、良いことが、良くないことをすれば良くないこと
が、間髪入れず、あるいは回り回って自分に返ってくるのです。
相手に良いことをしようと思ったときに大事なことは、相手の立場になって
行うということです。間違っても自分の立場で行ってはいけないのです。
自分だったらこんなことをしてもらったらとても嬉しいのに、どうしてあの
人は、喜んでくれないのだろうなんていうのは、大きなお世話の典型です。
私はお酒が結構好きな方で、飲み会になると、お酒を勧める役回りですが、
それも人によっては大きなお世話の一つかもしれないと、今キ-ボードを打ち
ながら反省などしています。
自分の心をいつも喜びと感謝の状態に保ち、そして関連する人達の喜びと感
謝に結びつくことをする。そして回りに喜びと感謝の人が一杯になる。そんな
世の中になってゆくと素晴らしいですね。
だからこそ、仲良く愉快に活きましょう。
天風哲学では、十分に積極一貫になるHowToDoとして、積極的な
人と接する機会を増やしなさいということを教えていただいています。
積極的な人は、元気、陽気を発していますので、そういう人の近くにいると
元気になれるからです。
これもシンプルですが、真理です。
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発行元:アクティブウェブ
編集:荒滝俊政
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