１．４ 積極的な言葉使いをする

１．４　積極的な言葉使いをする

  積極一貫、喜びと感謝で活きようときめたら先ず言葉に気を付けることから
初めましょう。

  私達は言葉を何げなくつかっていますが、言葉は言霊（ことだま）と言われ、
その言葉自体に力があるのです。ですから、いつも明るく、元気で、朗らかな
積極的な言葉のみを選んで使うようにしましょう。

  「言葉に力がある」それはどうも信じれないとお考えの方は、論より証拠、
「私は元気だ」、「私は幸せだ」、「私はついている」など積極的な言葉を口
に出して言ってみてください。何やら、元気で、幸せで、ついているように感
じている自分を発見できるでしょう。

  その反対のことを試すのはあまりお勧めではありません。なんといっても
「幸せに活きる」が私たちのテーマですから。

  日本で２１００万人以上の方がご覧になった、「千と千尋の神隠し」で宮崎
駿監督は言葉が大事だと私達に訴えかけましたが、本当にその通りなのです。

  ただ、日常に活きるときに、どうしても、積極的な言葉で表現できない状況
はあります。

  そのようなときにも、できるだけ前向きな言い方をするのです。

  例えば人には得手、不得手がありますが、不得手のことをいう時に、「下手
だ」とは言わないで「上手くないんだ」という風に言うのです。

（一言コメント）
  私は字が俗に言う、みみずがはったような字を書く(^_^;)ので、ワープロ、
パソコンができて大喜びした一人なのですが、それを言葉に出すときには、字
が上手くないんだ。というようにしています。間違っても字が下手だとは言わ
ないのです。

  天風哲学では「言葉は力である」ことを応用した方法として、いくつかの自
己暗示の方法が説かれています。

（１）寝際に行う自己暗示
  寝際に自分がなりたい状況を言葉に出して言います。鏡で眉間を見ながら、
「おまえ・・・になる」と２人称で、断定的に、一つのことを、１回だけ、自
分の耳に聞こえる位の声でいいます。

  どうして寝際の暗示が効果的かといいますと、寝る瞬間は、顕在意識と潜在
意識が入れ替わるときだからなのです。

  人間の心には顕在意識と潜在意識があります。普段私達が勉強、仕事などの
ためにああでもない、こうでもないと頭を使っているのは顕在意識です。

  それに対して潜在意識は通常意識しませんがときに、第６感、ひらめきとな
って現れてきます。

  私達が日常意識するのは顕在意識なのですが、脳の機能からすると、潜在意
識の方がはるかに大きな力を持っているといわれています。

  富士山に例えて言えば、雪をかぶっている頂上が顕在意識。そしてその下か
らすそ野までが潜在意識。

  寝際の自己暗示はその潜在意識に働きかける力があるのです。

  自分のなりたい姿、自分のなりたいことを寝際に言うだけでいいなんて、そ
んな簡単な方法でイイノ？。

  イインです。真理はいつもシンプルなんです！。

（２）起床時、日常の自己暗示
  朝起きてすぐ、寝際に言った言葉を既に実現したように言います。また、日
常ことある毎にいいます。

（一言コメント）
  私が天風哲学に出会った頃は寝際に「お前明日元気になる」、朝起きて「私
は今日元気になった」を実践していました。

  それでも消極的な言葉を使いたくなったら、すかさずクンバハカ！。

  明るく元気に活きましょう。

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