成功の実現[中村天風述] 第4章 恬淡明朗 観念要素の更改法とは
いよいよ「観念要素の更改法」に歩を進めます。
観念要素の更改法とは一言でいうと、潜在意識をきれいにする方法です。
その方法のエッセンスは、寝際の心をキレイにするというもの。
夜の寝際の心に思ったことは、潜在意識に強烈に訴えかける力があります。
ですから特別な心の持ち方をする必要があります。天風師は成功の実現116
ページで次のように述べられています。
「だから今夜から寝がけ、わずかな時間ですが、寝つくまでのあいだ、たとえ
昼間どんな場合があろうとも、それは寝床の中に持ち込まないこと。寝床の中
はあとうかぎり積極的な状態で心を堅持しなければ駄目ですよ。理想からいっ
たならば、寝がけは何も考えない方がいいんです」
要は念には念を入れて、積極的な心で寝ることが大事だということです。
成功の実現は天風師の講演テープから書き下ろしたものですので、行法の具
体的な方法が系統立てて書いてある訳ではありません。
その点、成功手帳はコンパクトながら、行法が系統立てて書いてありますの
で、観念要素の更改法に関連するところを抜粋させていただきます。
寝際の心がけ
(1)連想暗示法
「悲しいこと」「腹がたつこと」「気がかりなこと」など消極的なことは寝
床の中に一切もちこまない。明るく朗らかに、活き活きとして勇ましい積極的
なことを連想する。
(2)命令暗示法
鏡に映る自分の顔に、自分のなりたい状態を命令的な言葉で、例えば、「お
前は信念が強くなる!」「お前はもっと元気が出る!」と発生する。
[実行ポイント]
・真剣であること。
・「つぶやき」くらいの声でよい。
・1回1事項であること(2回も3回も繰返さない)
・命令したことが現実化するまで、同一命令を続行すること(途中で他のもの
に変更しない)
・一日中、折りあるごろにやってよいが、寝ぎわにやるのが効果的。
目ざめ直後の心がけ
(3)断定暗示法
前夜、命令したことを、すでに具体化された状態で、断定した言葉で表現す
る。例えば、前夜「お前は信念が強くなる」と命令したら、それを「私は、き
ょうは信念が強くなった」と、自分の耳に聞こえるように言う。
[実行ポイント]
・目覚めた直後にやること
・鏡を用いても、用いなくてもよい。
・一日中、回数多くやる方がより効果的。
う~ん。実によくまとまってますね。成功手帳。
すごい!
観念要素の更改法、簡単でしょう?
後は、実行あるのみです。
「成功の実現」は1万円です。高いですよね?
もし高いとお思いでしたら、図書館で借りてでも、ぜひ、読んでみてください。
決して高くないことにお気づきになると思います。
心よりお勧めさせていただきます。
図書館で探して「成功の実現」がなかった場合は、係の人に聞いてみてくだ
さい。通常、取り寄せ、または購入していただけます。
☆☆☆ありがとうございます☆☆☆
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