2.3 神人瞑合
本項は「積極性と人生」に引き続き「神人瞑合」のテープを聞き返してみま
したので心に残ったことをお伝えさせていただきます。
それでははじまり、はじまり。
(1)神・仏の概念
神・仏は人格でもなければ、物質でもない。
宇宙の根本主体のことを神・仏という。
宇宙の根本主体というのは、永遠の生命を有する造物主。決して滅びること
のない生命を持った造物主。この世を作った創り主。
人格ではない。科学的に言うと、定数h。
人間、植物、鉱物もすべて、定数hからできている。昔から大自然というが、
大自然が永遠の生命を有する造物主。それが、神・仏。
だから神・仏は、宇宙に遍満存在している。
大自然の持つ力を専門の用語で言うとVril(神秘の力)という。
大自然の力は人間の理性では判断のできない重要な力があるから、神秘の力
と名付けている。
天風哲学ではそれを宇宙霊と読んでいる。
(2)神人瞑合の目的
大自然の持つ神秘の力を十分に自分のものとして、人間の心の働きを超得
(ちょうとく)的に向上して、自己の人生を万物の霊長として、いかんなく確
保しようというのが神人瞑合の目的である。
宇宙霊は人間の心にしたがって極めて巧妙に。相対的に働いている。
例を挙げて言うと、悪を思えば、悪が来る。善を思えば善がくる。弱く思え
ば弱くなる。強く思えば強くなる。儲からないと思えば儲からない。儲かると
思えば儲かる。
この宇宙法則を厳密に応用すれば、神人瞑合は簡単にできる。
この法則をこれから教える方法で応用すると人間の最高本能が呼びさまされ
て、同時に宇宙の根本主体である、見えざる気体の中にある神秘の力を分量多
く自分の生命の中に受け取れることになる。
こういうことを知って実行応用する者は知らずに生きているものよりも幸福
の量が天と地ほど違う。
神人瞑合まで持って行くには心の使い方の切り替えをしなければいけない。
心を断然、積極的にしなければならない。
(3)積極的とは
積極的、言いやすく行い難し。
積極とは、どんな場合にも尊く、正しく、強く、清い状況であること。
積極的であるためには、雑念・妄念を心に持たないようにすれば良い。雑念・
妄念は神人瞑合を直接妨げる一大障害。
雑念・妄念がなければ、人間と宇宙霊が結びつくようにできている。
雑念・妄念が出ていなければ、霊性意識が出る。
霊性意識とは本心・良心のこと。人にすまないことをしたり、道にそむいた
ことをすると何となしに気が咎めるのは本心・良心。
昔の人は、難行苦行をしなければ雑念・妄念が取れないと思っていた。
いまもそう思っている人がいる。そんなことをしなくても、雑念・妄念は取れ
る。
(4)神人瞑合実習
それではやってみよう。
ブーーー(★ブザーの音)
★これは天風哲学の最高密法「安定打坐法」のブザーの音です
(編集後記)
神人瞑合の実習は感覚でとらえるものですので、文章にするのはなかなか難
しいものだと思いました。
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